SMBC日興証券は、日本の大手証券会社5社の1つになっている総合証券会社です。
野村証券や大和証券のような純粋な証券グループでなく、みずほ証券と同じ銀行系のグループに属する証券会社になります。
総合証券会社なので、対面取引もできますが、手数料が割高なのが難点です。
SMBC日興証券の特徴は
SMBC日興証券には、対面取引ができる「総合コース」と手数料が安いネット専用の「ダイレクトコース」があります。
自分で取引をする方は「ダイレクトコース」を、アドバイスが欲しい方は「総合コース」がオススメです。
SMBC日興証券の特徴
- ネットと対面取引を選べる
- 取扱い商品が豊富
- IPOの取扱い数が高い
- 100円から投資ができる
- 三井住友銀行の連携でお得に
- 手数料は割高
IPOの取扱い数が多く、100円の少額から投資ができますが、手数料はネット証券に比べると割高です。
IPOの取扱い数が多い
SMBC日興証券は、国内のIPO取扱い数が”SBI証券”と”みずほ証券”に次いで多い証券会社です。
野村証券や大和証券よりも多いので、多くの新規公開株に応募できます。
IPOは当選しないと購入できないので、取扱い数が多ければ当選のチャンスが高くなります。
また、IPOの当選率が通常の50~100倍くらいアップする主幹事証券会社になる割合も高いです。
一般投資家の配分率はわずか10%
デメリットとしては、一般の投資家には10%しか割り当てられないことがあります。
ほどんどが大口の投資家に割り当てられるので、個人投資家の競争率は高くなります。
SBI証券は一般投資家の分配率が45%なので、実績がない方はSBI証券のほうが良いでしょう。
取扱い商品について
SMBC日興証券は「大手の総合証券会社5社の一角」と言うだけあって取扱い商品が多い証券会社です。
100円から購入できる「キンカブ」や通常の1/10の金額で株が買える「ミニ株」など、少額から始めたい方にもオススメです。
主な投資商品
- 国内株式(現物・信用・IPO・PO)
- 外国株式(米国株・中国株・新興国株)
- 債券(国債・新発債券・外貨建て・円建て)
- 投資信託(ETF・ETN・REIT・MMF)
- ファンドラップ(自動運用)
- 少額投資(ミニ株・キンカブ)
- 積立投資(るいとう・投信積立・つみたてNISA)
- NISA(一般・つみたて・ジュニア)
- ideco(個人型確定拠出年金)
外国為替証拠金取引(FX)やCFD、金・プラチナなどの商品がないので、そういった商品に投資したい方は他社の証券会社を利用しましょう。
少額から投資ができる
SMBC日興証券には「ミニ株」や「キンカブ」「るいとう」など、少額から投資できる商品がたくさんあります。
「初めてなので少額から投資したい」という方にオススメです。
ミニ株(株式ミニ投資)
ミニ株は、通常の1/10の金額で株を購入できる商品です。
株式投資では、通常は100株からの売買になりますが、ミニ株なら10株から売買できます。
対象銘柄は約2,100銘柄程度。手数料は2,000円未満なら約定代金の2.53%で売買できます。
キンカブ(金額・株数指定取引)
キンカブは、金額や株数を指定できるSMBC日興証券独自の取引方法です。
金額を指定すれば、100円という少額から株取引ができます。
キンカブを利用すれば、株の売買価格が高い銘柄でも100円から取引ができます。
対象銘柄は、SMBC日興証券指定する約3,760銘柄から選ぶことができます。
るいとう(株式累積投資)
るいとうは、月1万円以上で株式やETF・REITに投資できる商品です。
SMBC日興証券指定する銘柄を、1口座につき最大20銘柄まで購入できます。
手数料は100万円以下で約定代金の1.265%です。取引は支店かオペレータから注文できます。
1,000円からできる積立投信
投資信託の「投信つみたてプラン」は、1,000円の少額から購入ができるプランです。
申し込み手数料は1.1%。約650程度のファンドから選べます。
手数料が無料のノーロードファンドも多数あるので、少額から投信で積立した方にオススメです。
国内株式手数料
株式の売買手数料は「ダイレクトコース」と「総合コース」で異なります。
総合コースはネット注文もできますが、ネット専門のダイレクトコースより手数料は割高になります。
ダイレクトコース(ネット注文)
- 10万円まで:137円
- 20万円まで:198円
- 30万円まで:275円
- 50万円まで:440円
- 100万円まで:880円
- 200万円まで:1,650円
- 300万円まで:2,200円
総合コース(店舗取引)
- 100万円まで:1.265%(最低5,500円)
- 200万円まで:0.990%+2,750円
- 300万円まで:0.880%+4,950円
- 400万円まで:0.825%+6,600円
- 500万円まで:0.770%+8,800円
- 1,000万円まで:0.660%+14,300円
※)総合コースのネット取引手数料は支店の30%引き、コール取引では15%引きになります。
信用取引
信用取引は、ダイレクトコースなら手数料無料で売買できます。
ダイレクトコースは、制度信用に加えて、2,000銘柄を超える一般信用の売買もできます。
総合コースも支店取引より65%割安になります。
SMBC日興証券の記事まとめ
SMBC日興証券は、日本の5大証券会社の1つなので、投資できる商品やサービスの種類が豊富です。
少額投資や積立て、ファンドラップなどもあるので、投資初心者の方でもリスクを抑えた投資ができます。
三井住友銀行の口座を持っている方は、SMBC日興証券と連携すれば、投信積立や信用取引で手数料が優遇される特典も付きます。
手数料はネット証券と比べるとかなり割高になるので、ネットのみで取引するならネット証券のほうが良いでしょう。
IPOの取扱い実績も高いので、IPO狙いで口座を開設するのもアリだと思います。