みずほ証券は、野村証券や大和証券と同じ日本の大手証券会社5社の中の1社です。
全国に259の店舗を完備していて、個人向けセミナーも1,200回以上実施されています。
IPOの主幹事実績も、2018年度で野村證券、大和証券に次いで3位の21件なので、IPOを狙うにもオススメの証券会社です。
みずほ証券の特徴は
みずほ証券には、投資のアドバイスを受けながら取引ができる「3サポートコース」と、手数料が安い「ダイレクトコース」があります。
海外の投資商品も多く、豊富な投資情報と経験豊富な証券マンのアドバイスを受けながら取引ができます。
みずほ証券の特徴
みずほ証券では、2020年2月3日より信用取引にかかる手数料が無料になりました。
また、みずほ証券が指定するインデックスファンド12銘柄も手数料無料で購入できます。
- 信用取引の手数料が無料
- IPOの取扱い実績が高い
- 対面取引ができる
- 投資情報の質が高い
- みずほ銀行の連携でお得に
IPOの主幹事に選ばれる回数が多く、割り当てられる銘柄数も多いのでIPOを狙うにもオススメです。
みずほ銀行との連携で、対面取引の手数料が3%割引される特典もあります。
デメリットについて
デメリットとしては、外国為替証拠金(FX)や先物・オプション、金・プラチナなど、扱っていない商品も多いことです。
非課税で積立ができるつみたてNISAも、選べるのは厳選された3つのファンドのみなので、他社に比べて選択肢は少なくなります。
みずほ証券のデメリット
- 扱っていない商品がある
- つみたてNISAの商品が少ない
- IPOの個人向け配分率は低い
- 単元未満株はコール注文のみ
- 手数料が割高になる
また、単元未満株(ミニ株)もありますが、電話注文しかできないので手数料は高くなります。
IPOも取扱い数は多いですが、ほどんどが大口の投資家に割り当てられ、個人投資家の配分率が10%しかないのもデメリットです。
みずほ証券の取扱い商品
みずほ証券には、海外の投資商品もたくさんあります。海外の投資商品に興味がある方にもオススメです。
主な取扱い商品
- 国内株式(現物・信用・IPO・PO・ETF・ETN・REITなど)
- 海外株式(米国・中国・欧州・オーストラリア・新興国)
- 債券(円建て・外貨建て・個人向け国債)
- 投資信託(国内・海外・MRF・MMF)
- NISA(一般・ジュニア・つみたて)
- ファンドラップ
一方で、他社にあるような外国為替証拠金(FX)や先物・オプションは扱っていません。
投資商品が少ないので、いろいろな商品に投資がしたい方には少し物足りないかもしれません。
国内株式の取引手数料
みずほ証券には、ネットと電話で注文ができる「ダイレクトコース」と、ネットから対面取引まで全てできる「3サポートコース」があります。
3サポートコースでもネットやコール注文ができますが、ダイレクトコースより手数料は高くなります。
ダイレクトコース
売買金額 | 通常プラン(ネット) | 通常プラン(コール) | 1日定額プラン |
最低手数料 | 1,045円 | 2,750円 | 3,850円 |
100万円以下 | 約定代金の0.3465% | 約定代金×0.924% | 3,850円 |
300万円以下 | 0.264%+825円 | 0.704%+2,200円 | 9,350円 |
500万円以下 | 0.2475%+1,320円 | 0.66%+3,520円 | 12,100円 |
1,000万円以下 | 0.2079%+3,300円 | 0.5544%+8,800円 | 15,400円 |
3サポートコース
売買金額 | 対面取引 | コール取引 | ネット取引 |
最低手数料 | 2,750円 | 2,750円 | 2,750円 |
100万円以下 | 約定代金×1.155% | 約定代金×1.03367% | 約定代金×0.5775% |
300万円以下 | 0.88%+2,750円 | 0.7876%+2,462円 | 0.44%+1,375円 |
500万円以下 | 0.825%+4,400円 | 0.73832%+3,938円 | 0.4125%+2,200円 |
1,000万円以下 | 0.693%+11,000円 | 0.62018%+9,845円 | 0.3465%+5,500円 |
積立て商品について
みずほ証券の積立て商品には「投信つみたて」や「つみたてNISA」があります。
投信積立なら毎月1,000円から購入できて、課税・NISA・つみたてNISAの3コースから選ぶことができます。
選べるファンド(2020年3月10日調べ)
- 課税コース:146銘柄
- NISAコース:25銘柄
- つみたてNISAコース:3銘柄
なお、つみたてNISAコースは、みずほ証券が厳選する3つのインデックスファンドしか選べません。
他社に比べると、選択肢が少ないのがデメリットです。
みずほ証券のファンドラップ
ファンドラップは、資産運用をみずほ証券に任せることができる投資商品です。
資産運用の知識が少ない方や、資産運用に時間が取れない方にオススメです。
みずほ証券では、投資スタイルによって3つファンドラップが用意されています。
- ファーストステップ:長期的に全て任せたい方向け
- マイ・ゴール:高リスクと低リスクの商品を選べる
- みずほファンドラップ:ゴール設定に基づいて提案
デメリットは、みずほ証券のファンドラップは500万円以上でないと始められないことがあります。
大和証券は、毎月1万円から積立できるので、少額から始めたい方は大和証券のほうが良いでしょう。
みずほ証券の記事まとめ
みずほ証券は、国内の大手紹介会社5社に入っている有名な証券会社です。
大手の証券会社なので投資商品は多いですが、FXや先物・オプションなど扱っていない商品もあります。
IPOも取扱い数は多いですが、個人投資家への配分率が10%なので、IPOも個人の方は当選しにくいかもしれません。
ネット証券大手のSBI証券は、個人投資家の配分率が45%なので、SBI証券のほうが良いかもしれません。
情報力やサービスの質は高いので、口座を開設しておいて損はないと思います。