大和証券は、大手証券会社5社の1つになっている大和証券グループ傘下の証券会社です。
取引コースは「ダイレクトコース」と「コンサルティングコース」があります。
手数料が安い”ネット取引”と、担当者と相談しながら取引できる”店舗取引”を選べる総合証券会社です。
大和証券の特徴は
大和証券は、大手の紹介会社ということもあり、取扱い商品は一通り揃っています。
IPOの主幹事を担当する割合も高いので、IPOを狙うにもオススメです。
大和証券の特徴は
- 大手なので利用者が多い
- 取扱い商品が多い
- IPOの当選確率が高い
- 手数料は割高
取扱い商品が多く、IPOにも当たりやすいですが、手数料が割高なのが難点です。
大和証券の取扱い商品
大和証券は、「海外株式」や「海外ETF」などの海外投資商品もたくさんあります。
海外株は、米国株や中国株のほか、欧州株が13か国、ブラジルやインドなども新興国の株式にも投資できます。
主な取扱い商品ネット取扱い商品
- 株式株式(現物・信用・IPO・PO、ETF・ETN・REIT・るいとう)
- 海外株式(米国・中国・欧州・新興国・海外ETF)
- 投資信託(株式・外貨MMF・MRF・積み立て)
- 債券(円建て・外貨建て・国債・CB・仕組債)
- ファンドラップ
- 預金(円・外貨)
- FX(ダイワFX・ダイワ365FX)
- 先物・オプション
- NISA・積み立てNISA
- iDeCo(個人型確定拠出年金)
”るいとう”や”積立投信”、”つみたてNISA”などの積み立て商品も豊富なので、少額から積み立てしたい方にもオススメです。
※)利用できる商品や手数料は、ネットコースと店舗コースによって異なります。
IPOの取扱い実績が高い
大和証券は、IPO(新規公開株)で主幹事を務める割合が高い証券会社です。
IPOは当選しないと購入できないので、IPOを狙うならまず当選しやすい証券会社を選ぶ必要があります。
IPOの実績が高い証券会社にたくさん登録して、それぞれの証券会社でIPOに応募するのが一番の早道です。
主幹事の証券会社になれば、通常より50~100倍近く当選確率が上がります。
デメリットは、一般投資家の配分率が10~15%しかないので、取引実績が少ない方は逆に当選しにくいです。
一般の方は、SBI証券のようにIPOの実績が高く、個人投資家の配分率が高い(45%)証券会社がオススメです。
投信は月1,000円から積み立て可能
大和証券の投資信託は、月1,000円から積み立て投資ができます。取扱い銘柄は380程度。
手数料は割高な場合が多いので、手数料を重視する場合はネット証券のほうが良いでしょう。
なお、eメンバーに登録の方で、総合口座やNISA口座から購入すると、指定の金額まで手数料がキャッシュバックされ実質無料になります。
キャッシュバック対象
- 総合口座から注文:毎月50万円まで
- NISA・ジュニアNISA口座:毎月10万円まで
キャンペーンの終了日時は未定です。
投資初心者にオススメ!全自動の資産運用
大和証券には、資産運用をロボアドバイザーに任せられる「ファンドラップ」という商品があります。
ファンドラップは、ロボアドバイザーが最適なプランを提案してくれるので、手間がかかりません。
月1万円から積み立てできて、すべてロボアドバイザーが全自動で運用してくれます。
手数料は1%。忙しくて時間の取れない方や投資の知識がない方にオススメです。
eメンバーで口座維持手数料無料
eメンバーは、大和証券からの報告書類(残高報告書や取引報告書など)をパソコンやスマホの画面上で確認できるサービスです。
電子交付のためペイパーレスとなり、コスト的に大和証券にもメリットとなります。
eメンバーに加入(無料)すれば、年間1,650円かかる口座維持手数料が無料になります。
そのほか、オンライントレードの入出金時の手数料が無料になる特典もあります。
eメンバーは、無料で登録できるので、大和証券で取引するなら登録必須のサービスです。
国内の株式手数料
大和証券の取引手数料は、ネット取引でもネット証券に比べるとかなり割高です。
ネットを使って自分で取引するなら、手数料の安いネット証券のほうが良いでしょう。
ダイワ・コンサルティングコース
コンサルティングコースでは、店舗とネットで注文ができます。ネット取引なら店舗より25%割引されます。
コンサルティングコースの手数料
約定代金 | 店舗注文 | ネット(店舗の25%引き) | 計算方法(約定代金×%) |
最低手数料 | 2,750円 | 2,090円 | 2,750円 |
50万円の場合 | 6,325円 | 4,741円 | 1.265% |
100万円の場合 | 12,650円 | 9,482円 | 1.265% |
300万円の場合 | 32,010円 | 24,002円 | 0.968%+2,970円 |
500万円の場合 | 51,370円 | 38,522円 | 0.968%+2,970円 |
1,000万円の場合 | 87,120円 | 65,307円 | 0.715%+15,620円 |
ダイワ・ダイレクトコース
ダイレクトコースでは、パソコンやスマホと電話で注文ができます。
また、3,300円の手数料で300万円まで1日何回でも売買できる『1日定額コース』もあります。
ダイレクトコースの手数料
約定代金 | 電話注文 | ネット注文 | 一日定額コース |
最低手数料 | 1,925円 | 1,100円 | 3,300円 |
50万円の場合 | 4,427円 | 1,897円 | 3,300円 |
100万円の場合 | 8,855円 | 3,795円 | 3,300円 |
300万円の場合 | 22,407円 | 9,603円 | 3,300円 |
500万円の場合 | 35,959円 | 15,411円 | 6,600円 |
1,000万円の場合 | 60,984円 | 26,136円 | 13,200円 |
ネット注文ならダイレクトコースのほうが割安ですが、ネット証券と比べるとかなり割高です。
投資では手数料も重要なので、ネットのみで取引するならネット証券のほうが良いでしょう。
信用取引の株式手数料
信用取引は、コンサルティングコースはお店のみの注文になります。ダイレクトコースは、ネットと電話で注文ができます。
信用取引の売買手数料
約定代金 | 店舗 | 電話 | ネット | 定額コース |
最低手数料 | 2,750円 | 1,925円 | 314円 | 3,300円 |
50万円の場合 | 6,325円 | 4,427円 | 314円 | 3,300円 |
100万円の場合 | 12,650円 | 8,855円 | 524円 | 3,300円 |
300万円の場合 | 32,010円 | 22,407円 | 524円 | 3,300円 |
500万円の場合 | 51,370円 | 35,959円 | 524円 | 6,600円 |
1,000万円の場合 | 87,120円 | 60,984円 | 524円 | 13,200円 |
トレーディングツール
大和証券には、情報と注文が一体化した高機能ツール『トレボ』というトレーディングツールがあります。
同一画面上に「チャート」「ニュース」「銘柄情報」を表示させて、自分好みにレイアウトできます。
最大2,000銘柄まで登録できて、クリック操作のみで注文できるのでスピーディーです。
リアルタイムで更新されるマーケットや企業・産業ニュースにより、最新情報をすぐに入手できます。
利用料は月3,300円かかりますが、一定条件により利用料が無料になります。
手数料無料条件
- 現物株式で月5回以上約定
- 信用株式で月2回以上約定
- 先物・オプションで月2回以上約定
ほかに、登録した最大600銘柄の株価情報がリアルタイムで更新される「自動株価更新ボード」も利用できます。
大和証券の記事まとめ
大和証券は、国内の大手証券会社5社の1つとあって、投資商品がとても多い証券会社です。
投資初心者には、少額からできる”積立投資”やロボアドバイザーによる”自動運用”もオススメです。
IPOの主幹事実績も高いので、IPO狙いで口座を開設するのもアリだと思います。
ただ、手数料が割高なので、自分で取引される方は手数料が安いネット証券のほうが良いでしょう。
IPOに当選しやすい!1,000円から積立できる!業界大手の証券会社なので安心です。