『特P』は、使っていない駐車スペースを貸し出すことで収入を得ることができる、駐車場のシェアリングサービスです。
貸し出すための初期費用や運用コストは無料。貸し出すことで得た売上の30%が、システム手数料として特Pに引かれる仕組みになっています。
オーナー登録して駐車場の写真を掲載すれば、誰でも簡単にお金を稼ぐことができます。
特Pの基本情報
基本情報(2020年8月時点)
運営会社 | 株式会社アース・カー |
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リリース | 2017年9月 |
登録年齢 | 16歳以上(20未満は親の同意が必要) |
ユーザー数 | 公開されていない(月間利用者数は100万人) |
料金設定 | オーナが自由に設定できる |
料金の支払い | クレジットカード払いのみ |
貸出に必要な情報 | ・貸し出すスペースの写真 ・敷地内で駐車場所がわかる簡単な図面 ・駐車場のサイズ(長さと幅と高さ) |
貸出時間 | 最低4時間 |
利用者の保険加入 | 必須 |
駐車場収益の支払い | 最低振込額:1,000円以上 支払い時期:月末締め翌月末払い システム手数料:売上の30% |
アプリ | なし |
特Pの特徴や魅力について
特Pは、全国にある特Pの駐車場を20日前から予約して利用できるサービスです。
利用料金も一般のコインパーキングよりも割安なので、安く停めたり方にもオススメです。
特Pの特徴
- ネットで20日前から予約できる
- 前日まで無料でキャンセル可能
- 一般の駐車場より料金が安い
- 支払いはカード払いなので簡単
- 他社の駐車場も表示してくれる
キャンセルは、ほかのシェアリング会社と同様に前日まで無料でキャンセルできます。
また、ここは特P以外の駐車場の表示してくれるので、一般のパーキングを探す時にも利用できます。
一般のパーキングも探せて便利
特Pは、自社が運営する駐車場のほかに、他社の駐車場も表示することができます。
これは”akippa”や”タイムズ”にはない機能で、提携している他社の駐車場も合わせれば、全国から6万以上の駐車場を表示できます。
なお、他社の駐車場は予約することはできないので、現地で一般のコインパーキング(時間貸し駐車場)を探したい場合に利用できます。
特P運営の駐車場は、”akippa”や”タイムズ”よりは少なめですが、特Pの利用者には「便利で使いやすい」と、かなり人気になっているようです。
特Pのデメリットは
デメリットには「予約できる駐車場の数が少ない」という点があります。
特Pは、月間100万人が利用する人気サービスですが、業界トップの”akippa”や”タイムズ”と比べると駐車場の数はまだ少なめです。
特Pのデメリット
- 特P運営の駐車場は少ない
- 当日キャンセルは100%取られる
- 立地や環境が良くないことも多い
- 10%のサービス料が取られる
- アプリには対応していない
また、オーナーは個人の方が多いので、車止めなどの設備もなく、駐車する場所が停めずらい場所にあることも多いので、利用する際には事故らないように注意が必要です。
駐車場がある場所も、人気の観光地や駅前からは少し離れた場所が多いので、便利で安いなりのデメリットも多いです。
オーナー目線のメリットは
駐車場を貸すサービスでは、akkipa(あきっぱ)が特に有名ですが、手数料は特Pのほうが全然安いです。
akkipa(あきっぱ)は会員数は多いですが、手数料が50%も取られるので、30%の特Pから予約を受けた方が貰える報酬は多くなります。
特Pの特徴やメリット
特Pで貸し出すスペースは、「仕事に行っている間だけ」「お出かけしている時だけ」といった臨時駐車場としてもOKです。
自宅の使っていない駐車場のほか、バイクなどが置けるちょっとしたスペースがあれば貸し出しできます。
特Pのメリット
- 登録・利用は完全無料
- 接客不要だから放置でお金が稼げる
- 時間を限定した臨時の貸し出しでもOK
- スマホから簡単に設定できる
- 利用者は対物保険加入者限定なので安心
貸し出す時間の設定や変更は、スマホからでも簡単にできるので、外出先からでも時間を変更したり、貸し出しを中止にしたりできます。
接客は特Pが代わりにやってくれるので、放置していてもお金が勝手に入ってきます。
また、利用者は対物保険の加入が必須なので、敷地内の壁や設備などを壊された場合は損害分を請求できます。
特にオススメの方
特Pのようなサービスは、「近くに人気スポットがある方」や「駅の近くに住んでいる方」に特にオススメです。
駐車場の需要が多い場所に住んでいて、使っていない駐車スペースがある方なら、特Pに登録すれば毎月多くの副収入が期待できます。
こんな方にオススメ
- 自宅にある駐車場が1台空いている
- バイクなら置けるスペースがある
- お店の駐車場がいつも空いている
- 客が少ない平日や定休日に貸し出したい
- 月極駐車場を経営しているが契約者が少ない
また、「こんな場所誰も借りないんじゃないの?」と思っていても、実は需要が結構あったりすることもあります。
特Pの登録や貸出は完全無料なので、登録しておけば意外と借り手が多いかもしれません。
売上見積もりもできる
特Pでは、貸し出しを検討している方に「検討中の駐車場を貸した場合の収益がどのくらいになるのか」といった見積りも出してくれます。
サイト上でも、下記のように大まかな見積もりはできますが、大まかすぎてあまり当てにはなりません。
より詳しく知りたい場合は、サイト上部にある『売上げ見積もり』をクリックして、詳しい見積もりを出してもらいましょう。
駐車場の場所や台数、貸し出す日数などを入力して送信すれば、より具体的な収益がわかると思います。
デメリットについて
特Pの大きなデメリットには、「akkipaに比べるとユーザー数が少ない」ことです。
手数料が安くても利用者がいなくてはお金にならないので、利用して稼げないようなら”akkipa”を利用したほうが良いでしょう。
主なデメリット
- ユーザー数がそこまで多くない
- 予約が入るとキャンセルができない
- 個人間なのでトラブルが発生しやすい
ほかにも、特Pでは一旦予約が入ってしまうと、オーナー側では予約をキャンセルできないデメリットがあります。
例えば、急な来客があって駐車場が急に必要になっても、すでに予約が入っていたら貸し出しを中止することはできません。
akippaは違約金2,000円かかりますが、キャンセル自体は可能なので、特Pのキャンセルできない点は注意が必要です。
トラブルが発生したら
特Pのようなサービスは、個人間の貸出なので、トラブルが発生する可能性もあります。
利用客には、たまにですがマナーの悪い客もいるので、トラブルになったらすぐに特Pに連絡しましょう。
よくあるトラブル
- 敷地内の設備を壊された
- 時間が過ぎても車が移動しない
- タバコやゴミをポイ捨てされた
- バイクの騒音が酷く近所迷惑になった
トラブルについては、運営に連絡すれば代わりに対応してくれますが、時間がかかる場合があります。
特Pのオーナーは、基本的に接客する必要はないので、予約した日時に借り手が勝手に停めて、時間が来たら勝手に出ていきます。
何もする必要がないのでとても楽ですが、マナーの悪い方だと、”ポイ捨て”や”騒音”などで近所の方に迷惑になったりする場合もあります。
そういった客はとても少ないですが、心配な方は利用客が来たら挨拶をしたり、マナーが悪ければ注意したほうが良いかもしれません。
駐車場の貸し出しオーナーになる手順
ここでは、特Pで駐車場を貸し出す手順について解説します。
オーナー登録は簡単ですが、駐車場の写真や寸法を測定する必要があるので、登録前に用意しておきましょう
ステップ1:オーナー登録する
特Pの公式サイトにアクセスして、『駐車場の貸し出し』をクリックします。
登録前に詳しい情報を知りたい方は、『詳しい資料を見る』から資料を請求すれば、下記のようなオーナーズガイドを送ってくれます。
ステップ2:駐車場の写真をアップする
貸し出す駐車場の写真をアップロードします。
アップロードする写真は「駐車場の写真」「全体の写真」「周辺の写真」の3つです。
貸し出す駐車場は、利用者にわかりやすいように特Pの専用ステッカーを添付すると効果的です。
ステップ3:駐車場のサイズと図面を登録する
貸し出す駐車場のサイズ(幅と長さ)と、駐車場が敷地内のどこにあるかを書いた図面を書いてアップします。
図面は手書きでOKです。清書は特Pのほうでやってくれます。
駐車できる車両などは、駐車場のサイズに関わらず自由に限定できます。
ステップ4:貸し出す日時と料金の設定
貸し出す日と時間、利用料金を設定します。料金は基本的に近くのパーキングより少し安く設定します。
料金については、特Pからもオススメの料金設定を教えてくれるので、相場がわからなくても安心です。
利用料金や貸し出し時間、日にちの変更は、スマホからでも簡単にできます。
毎月売上が振り込まれる
手数料を引いた売上額が1,000円以上貯まると、毎月月末に登録した口座に自動で振り込まれます。
客との対応は特Pがすべてやってくれるので、貸し出す日時を設定しておけば、自動的に収入が入ってきます。
トラブルがあった場合も、特Pに連絡すればすぐに対応してくれます。
akippa(あきっぱ)との比較
駐車場のシェアサービスでは、akippa(あきっぱ)が会員数が多く有名です。
ここでは、akippaと特Pの特徴の違いについて紹介します。
特Pとakippaの比較
主な特徴 | 特P | akippa |
登録・利用料 | 完全無料 | 完全無料 |
料金設定 | 自由に設定できる | 自由に設定できる |
バイクの対応 | あり | あり |
スマホアプリ | なし | 対応 |
貸し出す時間 | 4時間~ | 15分~ |
オーナー都合のキャンセル | 不可 | 罰金2,000円で可能 |
売上から引かれる手数料 | 30% | 50% |
利用者の保険加入 | 必須 | 必須 |
利用会員数 | 業界3番手くらい | 業界トップ |
akippaとの主な違い
特Pのほうが優れている点としては、システム手数料がakippaより20%も安いことです。
10,000円売り上げても、akippaは半額の5,000円しか貰えませんが、特Pなら7,000円の収入になります。
一方、デメリットには「ユーザー数が少ない」という点があります。
特Pもかなり知名度は上がっていますが、それでもakippaと比べると利用客はかなり少ないです。
また、特Pでは予約が入るとオーナー都合ではキャンセルできないので、しっかりしたスケジュール管理が必要になります。
特Pのシェアサービスまとめ
特Pは、2017年9月に開始された比較的新しいサービスなので、2014年から運営しているakippaと比べると利用者はまだ少ないです。
それでも「手数料が業界最安」という特徴を武器に、オーナーの数は大きく増えています。
オーナーの数が増えれば駐車場の数も増えるので、利用者もかなり多くなっています。
それでも、akippaと比べると利用者はまだ少ないので、オーナーとして稼ぐならakippaのほうがオススメです。
どちらも予約のキャンセルが難しいことから、併用して使うことも難しいので、利用するならakippaのほうが良いと思います。
特Pの基本情報(2020年8月調べ)
登録年齢 | 登録・利用 | アプリ |
16歳以上 | 完全無料 | なし |
リリース | 手数料 | 支払い時期 |
2017年9月 | 売上の30% | 月1回払い |
手数料が業界最安!空いている駐車スペースを貸し出して副収入!特Pのシェアサービス