内藤証券は、『中国株に強い』という特徴を持つ総合証券会社です。
中国株の取扱い数は4,500銘柄以上!香港株や上海株だけでなく、深セン株も取り扱っています。
手数料はネット証券よりは少し高いですが、ネット証券と違って店頭取引やコール取引もできます。
内藤証券の特徴
内藤証券は、中国株には強いですが、日本株はあまり強くありません。
夜間取引(PTS)や単元未満株(ミニ株)のサービスもないですし、投資信託の取扱い銘柄もSBI証券の1/10程度しかありません。
ネット取引の手数料も専業のネット証券と比べると割高なので、中国株以外はあまり魅力はないと思います。
内藤証券の特徴
- 中国株の取扱いがトップクラス
- IPO(新規公開株)に応募できる
- 支店取引やコール取引に対応
- 国内株はあまり強くない
- ネット証券と比較すると手数料が割高
- 取扱い商品・銘柄が少ない
内藤証券は、店舗を持つ総合証券なので、ネット証券と違って支店での取引もできます。
証券マンのサポートを受けながら取引できるので、中国株が初めての方にオススメです。
トレーディングツール
内藤証券の取引ツール『アクティブチャートプロ』は、シンプルで使いやすいトレーディングツールです。
29種類のテクニカルチャートや8種類のトレンドラインなど、シンプルながら多彩な機能を備えています。
高機能ツールような余計な機能がないので、初心者の方でも使い方に迷うことがありません。
<PCやスマホで利用できる取引ツール>
また、取引画面では、「株価自動更新機能」が標準で搭載されています。
いちいち更新ボタンを押さなくても、最新の株価情報を表示してくれるのでとても重宝します。
そのほか、様々な条件で損益を確認できる「ポートフォリオ」や、損益や受渡代金などの仮計算ができる「計算シミュレーション」なども便利です。
投資情報サービス
内藤証券では、国内・海外の市況ニュースやランキングなど、役立つ投資情報を無料て提供してくれます。
レポート画面では、市況や個別銘柄レポート、アナリストの分析レポートなどが確認できます。
また、毎日400本の株式ニュースを提供してくれる投資情報サービス「MINKABU PRESS」もオススメです。
個人投資家の株価予想も配信しているので、最新の買い/売り予想情報を見ることができます。
中国株で利用できるサービス
中国株では、主にのような機能やサービスが利用できます。
中国株の情報・ツール
- ランキング
- スクリーニング
- 多機能チャート
- 市況・ニュース
- 個別銘柄情報
- 各種レポート
国内株に比べると利用できる機能は限定されますが、中国株を扱ってる証券会社ではサービスも充実しています。
取り扱い商品
内藤証券には、海外ETFや米国株もありますが、中国株以外は扱っている銘柄数はとても少ないです。
FXやCFDもありましたが、2015年にサービスを終了し、今は扱っていません。
内藤証券で利用できる商品
- 国内株式(現物・信用)
- 海外株式(中国株・米国株)
- 投資信託
- ETF・REIT
- 海外ETF
- 債券
- NISA
大手の証券会社に比べると取扱い商品はとても少ないので、中国株以外はあまりオススメしません。
手数料について
ここでは、内藤証券の株式手数料について紹介します。
内藤証券の手数料は、SBI証券や楽天証券などのネット専門の証券会社と比べると割高になります。
ネットで国内株式をするなら、SBI証券や楽天証券などを利用したほうが良いでしょう。
国内株式手数料(現物)
国内の株式手数料です。料金コースには「約定ごとプラン」と「1日定額プラン」があります。
対象は、国内株式、新株予約権証券、ETF・ETN・REITです。
現物約定ごとプラン(税抜き)
- 10万円以下:167円
- 50万円以下:381円
- 100万円以下:686円
- 150万円以下:953円
- 150万円超:1,286円
1日定額コース(税抜き)
- 10万円以下:181円
- 50万円以下:410円
- 100万円以下:753円
- 以降100万円ごと:プラス400円
信用取引の手数料
信用取引の「約定ごとプラン」と「定額プラン」の手数料は次のようになっています。
約定ごとプラン
制度信用取引(新規建て・返済)
- 30万円以下:248円
- 3,000万円以下:448円
- 3,000万円超:0円
一般信用取引(返済)
- 30万円以下:248円
- 3,000万円以下:448円
- 3,000万円超:0円
※)新規建て0円
定額プラン
1日定額コース(制度・一般信用)
- 10万円以下:162円
- 50万円以下:372円
- 100万円以下:677円
- 100万円超:100万ごとに+362円
中国株の手数料
中国株にかかる手数料は、「現地の証券会社に支払う”現地手数料・諸経費”」+「内藤証券にかかる”国内手数料”」です。
さらに、取引市場ごとに∓0.15~∓0.5円の為替手数料がかかります。
現地手数料・諸経費
香港市場 | 上海市場 | 深セン市場 | |
手数料 | 0.25%(※1) | 0.50% | 0.50% |
印紙税 | 0.10% | 0.10%(※2) | 0.10%(※2) |
取引所税 | 0.0077% | 0.028%(※3) | 0.0321%(※3) |
名義書換料 | - | 0.05% | 0.05%(※4) |
(※1)最低50HK$、(※2)買付時は不要、(※3)B株のみ、(※4)B株は最高500HK$
国内手数料(売買金額に対する手数料)
- 100万円以下:約定代金の0.44%(買付は最低550円)
- 300万円以下:0.385%+550円
- 500万円以下:0.33%+2,200円
- 1,000万円以下:0.275%+4,950円
- 3,000万円以下:0.22%+10,450円
- 5,000万円以下:0.1925%+18,700円
- 1億円以下:0.165%+32,450円
- 1億超:0.1375%+59,950円
※)売買金額の計算方法
買いの場合:(現地での約定代金+現地手数料・諸経費)×内藤為替レート
売りの場合:(現地での約定代金-現地手数料・諸経費)×内藤為替レート
為替手数料
- 香港(香港ドル):∓0.15円
- 上海A株(人民元):∓0.15円
- 上海B株(USドル):∓0.15円
- 深センA株(人民元):∓0.15円
- 深センB株(香港ドル):∓0.15円
中国株については、香港市場はSBI証券や楽天証券でも多くの銘柄を扱っています。
手数料は中国株もネット証券のほうがかなり安いので、香港市場の銘柄は、SBI証券や楽天証券などを利用したほうがお得です。
内藤証券の記事まとめ
内藤証券は、中国株は取り扱い銘柄が多くて魅力的ですが、中国株以外はあまり特徴がありません。
手数料もネット証券と比べるとかなり割高になります。
中国株は、SBI証券や楽天証券、松井証券などでも扱っているので、利用するときはネット証券と併用して利用したほうが良いでしょう。
中国株に強い証券会社。中国株の取扱い数は4,500銘柄以上!深セン市場の取引も可能!