indeed(インディード)は、世界中で毎月2億5,000万人の方が利用している求人情報専門の検索サイトです。
運営会社はアメリカの企業ですが、2012年にリクルートに買収され、リクルートの完全子会社になっています。
サイトの利用は完全無料。日本でも月間3,000万人がアクセスする日本最大の求人検索サイトになります。
indeedの基本情報
indeedの基本情報(2020年10月18日調べ)
運営会社 | Indeed, Inc.及びIndeed Japan株式会社 |
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サービス開始 | 2005年(日本の上陸は2009年11月) |
掲載求人数 | 約300万件(雇用形態を正社員にすると約140万件、アルバイト・パートにすると約100万件がヒットする) |
応募可能年齢 | 求人先による(バイトなら15歳になって最初の3月31日が終了している方) |
利用ユーザー | 月間アクセス数3,000万(similarwebによる2020年3月の調査データ) |
求人情報タイプ | あらゆる求人を検索できる検索エンジン |
利用の多い年齢層 | 20代後半~40代前半の年齢層が多め |
男女比 | 4:6 |
アプリ | あり |
indeedの沿革や掲載の仕組み
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Indeedを作った『Indeed, Inc.』は、2004年に「ポール・フォースター」と「ロニー・カーン」により共同設立されたアメリカの企業です。
2005年からIndeedのサービスを開始し、わずか5年で世界7大陸全てに展開する世界一の求人検索サイトに成長しました。
その2年後に日本のリクルートによって買収され、2015年には国内のIndeedをサポートする日本法人『Indeed Japan』が設立されました。
買収当時はIndeedもそれほど知られていませんでしたが、『Indeed Japan』によって日本用に改編され、今では月間3,000万人がアクセスする人気サイトに成長しています。
indeedの求人掲載の仕組み
indeedは”検索サイト”なので、Googleのようにネット上にあるWEBサイトを自動的に収集して検索結果に表示します。
Googleは、ロボットがクロールした全てのWEBサイトを掲載しますが、indeedは独自のシステムにより、求人と判断されたサイトのみ表示される仕組みになっています。
そのため、「タウンワーク」や「リクナビ」といった求人サイトに掲載すれば、indeedの検索結果にも表示されます。
また、indeedから直接掲載することもできるので、確実に掲載したい場合はindeedに登録して掲載申請すれば確実に掲載できます。
求人を掲載する側のメリット
一般の求人サイトでは、掲載期間(2週間掲載で10万円など)で掲載料金が決まります。
そのため、期間内に応募が来なければ、掲載費用は無駄になってしまいます。
一方、indeedは「1クリックいくら」というクリック課金型になっているので、クリックされなければ料金はかかりません。
クリックするのは、求人に興味がある方になるので、掲載効果が上がりやすいシステムになっています。
indeedの特徴は
indeedは、タウンワークのような求人サイトに見えますが、正確にはGoogleと同じ検索エンジン型の情報サイトです。
indeedを利用すれば、Googleと同じような使い勝手で、国内にある様々な求人情報を検索することができます。
最近は、indeedから直接応募できる求人も増えていて、一般の求人サイトと同じようにワンクリックで応募が可能になっています。
月間アクセス数は3,000万以上!
”similarweb”調査によるindeedのアクセス数は、月間3000万アクセスを超えています(2020年3月の調査データを抜粋)
2位のタウンワークが約1,400万アクセスなので、国内にある主要求人情報サイトの中では断トツの1位になっています。
<similarweb調査データを元に”note株式会社”が集計した情報を抜粋>
2020年10月の就労者が約6,600万人(総務省統計局調査)なので、どれほど多くの方が利用しているかわかると思います。
indeedは検索サイトとしての特徴を持つことで、圧倒的な量の求人情報が集まり、多くの方に利用されているのです。
国内のあらゆる求人情報が集まる
indeedには、国内にある求人サイトや企業のWEBサイト、新聞の紙面掲載求人まで国内のあらゆる求人情報が集まっています。
その数は300万件以上!国内にある大手の求人サイトと比べても、圧倒的な量の求人数になっています。
雇用形態を”正社員”にして検索すれば約140万件、”アルバイト・パート”にすると約100万件もヒットします。
バイト専門の求人サイト”タウンワーク”の求人数が約60万程度なので、バイト探しでもindeedはオススメです。
なお、アプリ版は「indeed転職」や「indeedバイト」といった感じで分かれているので、アプリのほうが使いやすいかもしれません。
簡単応募ですぐに応募できる
indeedは検索サイトなので、検索結果に表示された求人に応募するには、その求人のWEBサイトにジャンプしてそこから応募します。
その点が少し手間なのですが、indeedに登録して掲載している求人は、”簡単応募”で直接応募できるようになっています。
簡単応募は、名前とメールアドレス、電話番号だけで応募できるのでとても簡単です。
indeedで履歴書を作成していれば、作成した履歴書を使って応募することができます。簡単応募ができない求人は、掲載元にジャンプしてそこから応募します。
企業の口コミが見れる
indeedには、掲載している企業の求人に応募した方の口コミが投稿されています。
口コミを見るには、「企業のクチコミ」から企業名を入力して検索すれば、口コミを見ることができます。
応募が少ない求人は、口コミがない場合も多いですが、知らない会社に応募する場合は口コミをチェックしておいがほうが良いでしょう。
口コミは、”職種”や”給与”からでも検索できるので、気になる職種の評判を調べることもできます。
indeedのデメリットは
indeedは求人検索サイトなので、バイトルや大手のの求人サイトと比べると使える機能はとてもシンプルです。
特にパソコン版は、作りが検索サイト寄りになっているので、使いにくいと感じる方もいるかもしれません。
indeedのデメリット
- PC版は仕様が検索サイトに近い
- 求人サイトに比べると情報は大まか
- 掲載情報が実際と違う場合も多い
- 直接応募できない求人が多い
- 求人用のコンテンツ自体は少ない
ただ、アプリ版は一般の求人アプリと似た感じになっているので、パソコン版と比べるとそこまで違和感は感じないと思います。
それでも、大手サイトの求人アプリと比べると、使える機能やコンテンツは少ないので、少し物足りないと感じるかもしれません。
パソコン版の仕様は検索サイトに近い
indeedのパソコン版を見ると、求人サイトよりも検索サイトに近い作りになっています。
検索オプションには、条件を選択できる所もありますが、ほとんどがキーワードを入力して探す感じになっています。
<パソコン版の検索画面(検索オプションで細かく検索できる)>
逆にアプリ版は、一般の求人アプリと同様に、条件を選択して検索できるようになっています。
<アプリ版の検索画面(条件を選択して検索できる>
どちらが使いやすいかは一概には言えませんが、求人サイトの仕様に慣れている方は、検索サイトに近いパソコン版は使いにくいかもしれません。
掲載内容は求人サイトのほうが細かい
indeedは、ほとんどの求人が”ほかの求人サイト”や”企業のWEBサイト”からの転用なので、求人サイトのような細かい情報までは掲載していません。
求人をクリックすれば詳細内容が表示されますが、一般の求人サイトのほうが細かい情報まで記載しています。
これは、indeedが検索サイトなので、細かい内容は掲載元のサイトで見る仕様になっているからです。
indeedの求人は、全体の3割程度がindeedから直接応募ができますが、そういった求人も一般の求人サイトのほうが細かい情報まで掲載しています。
掲載内容が違う場合も多い
indeedは”検索サイト”ということもあり、Googleに無料でサイトを登録できるのと同様に、indeedも無料で求人の掲載ができます。
掲載時のチェックなどもなく、簡単入力で5~10分程度で掲載できるので、適当に入力して掲載する方も多いです。
Googleで検索したサイトで詐欺に遭ってもGoogleに責任がないように、掲載内容に不備があれば掲載元に直接言う必要があります。
応募者からクレームが入れば対応してくれますが、求人サイトに比べるとチェックはとても緩いです。
ただ、「掲載内容が違う」というのは、大手の求人サイトでもよく聞くことなので、そういった求人に当たったらあきらめて別の求人を探したほうが良いでしょう。
直接応募できる求人は全体の3割程度
indeedは、基本的に検索サイトなので、求人の応募は掲載元のサイトにジャンプして、そこから応募する必要があります。
掲載元には「タウンワーク」や「バイトル」「doda」「リクナビ」といった国内にある全ての求人サイトの求人が掲載されています。
こういった求人サイトの求人は、indeedから直接応募できないので、掲載元の求人サイトから応募することになります。
ただ、indeedから直接応募できる求人も全体の3割くらいあるので、そこまで不便には感じないと思います。
面倒な方は検索時に「indeedから直接応募できる求人」にチェックを入れておけば、直接応募できる求人のみ検索できます。
indeedの利用方法
ここでは、indeedの登録方法や使い方について簡単に紹介します。
indeedに登録する
indeedは検索サイトなので、登録しなくても利用できますが、登録すれば自分の履歴書が作成できます。
作成した履歴書は、”簡単応募”の際に同時に提出されるのでとても便利です。
indeedのアカウント登録も、GoogleやLINEのアカウントと連携できるので、ワンクリックで登録できます。
連携できるアカウントがない方は、indeed用のメールアドレスとパスワードを登録すればアカウントが作成できます。
indeedで求人を探す
indeedで求人を探すには、まずindeedの検索ボックスに探している求人の条件(給料、雇用形態、勤務地、職種など)を入力して、検索ボタンをクリックします。
検索結果には条件に合った求人が表示されるので、表示された求人をクリックすれば、求人の詳細を見ることができます。
求人に応募する
indeedの求人には「indeedから直接応募できる求人」と「掲載元のWEBサイトから応募する求人」があります。
直接応募できる求人は、indeedで履歴書を作成していない場合は『この求人に簡単応募』という表示になり、名前とメールアドレス、電話番号の入力だけで応募できます。
履歴書を作成している場合は『履歴書を使用して応募』という表示になり、作成した履歴書も同時に提出できます。
直接応募できない求人は、「応募する」をクリックすると掲載元である求人のWEBサイトにジャンプします。
求人の応募は、ジャンプした求人のWEBサイトから応募します。
応募後のサポートなどは一切ないので、応募した後のやり取りやスケジュール管理は全て自分で行います。
アプリで求人を探す
indeedアプリには、全ての求人が検索できる”indeed”のほか、社員の求人を集めた「indeed転職」、アルバイト用の「indeedバイト」があります。
ストアから使いたいアプリをダウンロードしてインストールすれば、スマホですぐにindeedが利用できます。
indeedのアプリ版は、”条件変更”をタップすると、細かい条件で検索ができるので”こだわり検索”がしやすいです。
詳細検索では、大手の求人アプリのように”職種”や”仕事の特徴”といった細かい条件で検索することができます。
応募は”簡単応募”と”電話応募”が選択できるので、アプリの使い勝手はかなり良いと思います。
indeedの記事まとめ
indeedは、国内のあらゆる求人が集まる世界最大の求人検索サイトです。
国内にある求人サイトも全てヒットするので、求人ごとの条件や待遇を比較したい場合にも最適です。
2020年3月には10年ぶりにアプリがリニューアルされ、さらに使いやすくなっています。
indeedは国内で最も利用されている求人情報サイトなので、お仕事を探すならまずindeedで探してみるのが良いでしょう。
indeedの基本情報(2020年10月調べ)
応募年齢 | 掲載求人数 | 月間アクセス |
高校生以上 | 約300万件 | 約3,000万 |
日本上陸 | 月間利用者 | アプリ |
2009年11月 | 500万人 | あり |
世界中で月に2億5,000万人がアクセスする世界最大の求人検索サイト。仕事探しはindeed!