JCVNは、「株式会社パシフィックグローブ」という会社が運営している治験専門のモニターサイトです。
運営開始は2006年。正式名称は「ジャパン・クリニカル・ボランティア・ネットワーク」。
JCVNは、掲載している案件の数が多いので、治験サイトの中ではオススメできるサイトです。
JCVNの基本情報
JCVNの基本情報
運営会社 | 株式会社パシフィックグローブ |
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運営開始 | 2006年 |
登録条件 | 身分証の提出 |
モニターの種類 | お薬の治験、コスメ・健康食品のモニターなど |
主な実施場所 | 東京圏、大阪、兵庫、福岡、札幌 |
掲載案件数 | 50~100件程度 |
電話申し込み | 対応(フリーダイヤル) |
個人情報の安全性 | ・SSL通信 ・ISMS認証取得 |
JCVNの特徴について
運営会社情報
- 会社名:株式会社パシフィックグローブ
- 設立:2006年6月26日
- 資本金:1,000万円
- 従業員:25名
JCVNの運営会社は、資本金が1,000万円なので、会社自体は小さい会社です。
それでも、扱っている案件が多く、運営実績も長いので、治験ボランティアとしては信頼できる会社です。
個人情報の安全性
個人情報に関しては、2016年に「プライバシーマーク」を取得し、2年後には『ISMS認証』も獲得しています。
ISMS認証(ISO27001)は、『財団法人日本情報処理開発協会(JIPDEC)』が定めた評価制度です。
情報セキュリティの国際規格『ISMS認証基準』を準拠している会社のみ取得できます。
プライバシーマークは、情報管理の評価基準として取得企業も多いですが、『ISMS認証』はプライバシーマークの基準も網羅しています。
JCVNは、高いセキュリティシステムで会員情報を管理している安心の治験モニター支援サイトです。
実施地域について
JCVNの治験は全国で実施されていますが、主な地域は東京圏と大阪、福岡です。
ほかに、名古屋、京都、兵庫、熊本、札幌などでも頻繁に実施されています。
なお、治験の対象地域は、実施場所の周辺地域が含まれることが多いので、地方に住んでいる方も参加できる機会は多いです。
治験の場合は、交通費もすべて支給されるので、遠くの方でもお金は一切かかりません。
地方の方は移動が大変ですが、登録しておけば参加できる案件が見つかると思います。
JCVNのデメリットは
JCVNは、扱っている案件数が多いので、オススメしたいサイトですが、デメリットもあります。
そのデメリットが、対象地域の方のみ必須になっている『説明会の参加』です。
説明会の実施場所が東京なので、東京・神奈川・埼玉・千葉に住んでいる方が対象になります。
対象地域以外に住んでいる方は、説明会の参加は自由になります。
登録説明会は、参加費は無料ですが、交通費が支給されないのが大きなデメリットです。
なお、説明会の参加はJCVNしかないので、参加したくない方は、ほかの治験サイトを利用したほうが良いでしょう。
登録説明会では何をするの?
登録説明会は、治験の基本や参加の流れ、協力費として貰える”負担軽減日”などの理解を深めるために開催されるものです。
参加については、東京・神奈川・埼玉・千葉にお住まいの方は必須ですが、そのほかの方は自由になっています。
説明会の流れは
- 治験の説明
- 身分証を確認して本登録
- 身長・体重測定
- 最新の治験の紹介
- 質疑応答
となっています。
説明会に参加すれば、その場で自分に合った治験を紹介してくれたり、わからないことをスタッフに聞いたりできます。
説明会の詳細
- 開催日時:平日(月~金)
- 開催時間:10:00~17:00
- 所要時間:1時間程度
- 参加費:無料
- 交通費:自己負担
- 最寄り駅:JR五反田駅から徒歩8分
説明会の予約は、マイページにある『説明会予約』をクリックすれば予約できます。
JCVNの利用方法
JCVNの登録は、公式サイトから「新規会員登録」をクリックすれば申し込むことができます。
また、電話からフリーダイヤルで申し込むことも可能です。
登録時に入力する内容は
- 名前
- 性別
- 生年月日
- メールアドレス
- パスワード
- 電話番号
- 病気の有無(病名を選択)
です。
必要事項を登録して送信すれば、本登録前の『仮登録』の状態になります。
本登録になるには
仮登録の状態から本登録に移行するには、仮登録後に本人確認ができる『身分証画像の提出』が必要です。
また、説明会の参加地域にお住まいの方は、説明会の参加も必須になります。
登録後は、病気の有無や身長、体重、血圧、血糖値といった健康状態を登録すれば、自分に合った治験を送ってくれます。
なお、治験の応募は仮登録の状態でもできますが、治験の参加は”本登録の方が優先”されます。
仮登録の状態で参加対象になった場合でも、治験の参加までには身分証の提出が必要です。
治験参加の流れ
ここでは、治験に応募して、実際に参加するまでの流れについて解説します。
治験の大まかな流れは
- 治験に応募する
- 担当者から連絡が来る
- 事前検診の予約をする
- 事前検診を受ける
- 同意書にサインする
- 治験に参加する
という感じです。
なお、治験の申し込みは、ネットだけでなく、電話から申し込むこともできます。
治験に応募する
マイページにログインして、参加したい治験を探して『治験ボランティアに参加』をクリックします。
クリックした時点で応募は完了し、マイページの『治験参加履歴』で参加中の案件の確認ができます。
応募をキャンセルする時は、キャンセルしたい案件にチェックを入れて「チェックした治験をキャンセルする」をクリックすればキャンセルできます。
事前健診の予約をする
治験に応募すると、2日以内に担当者からメールや電話で連絡が届きます。
治験の参加条件や治験の前に実施される”事前検診”の日程を確認して、事前健診の予約をします。
わからないことがあれば、参加前にしっかり確認しておきましょう。
事前健診に参加する
予約した日時に指定された病院に来院して、簡単な健康診断を受けます。健康診断の結果から「治験に参加できるかどうか」が決まります。
診断結果が治験の対象者にマッチしていないと判断された場合は、その時点で治験は終了となります。
健康診断の結果が不合格でも、健康診断までの協力費は貰うことができます。
同意書にサインする
事前検診の結果で”合格”になった方は、治験の詳しい内容や治験による”後遺症”について説明があります。
治験はお薬を試すものなので、何らかの後遺症が発生することがあります。
例えば「血圧を下げる薬」なら、”投薬により低血圧の症状が出る”といった感じです。
治験の詳しい説明を受けて同意できる方は、『同意書にサイン』して正式に参加となります。
同意書にサインできない方は、そこで治験は終了となります。なお、サインはその場でなくてもOKです。当日までにサインすれば治験に参加できます。
治験に参加する
指定の病院に来院して、スタッフの指示に従って治験に参加します。すべて試験が終了すれば、協力費として指定の”負担軽減費”が貰えます。
治験で貰える協力費は、入院タイプのように拘束時間が長くなるほど高額になります。
なお、治験終了後は、指示された期間(休薬期間)は次の治験に参加ができません。
JCVNの記事まとめ
JCVNは、10年以上の運営実績がある信頼できる治験ボランティア支援サイトです。治験の種類もとても多いので、全国各地で治験の募集があります。
ただ、東京・神奈川・千葉・埼玉の方は、登録するのに説明会の参加が必須になります。
また、「身分証を先に提出して本登録しないと、優先的に治験に参加できない」というデメリットもあります。
JCVNは、登録までに少し手間がかかりますが、治験ボランティアとしてはオススメできるサイトです。
JCVNの基本情報
運営開始 | 主なモニター | 主な実施地域 |
2006年 | お薬の治験 | 東京圏、大阪、福岡 |
登録条件 | 掲載案件数 | 会員数 |
身分証提示 | 50~100件 | 非公開 |