軒先パーキングは、ネットで簡単に駐車場を予約できる会員制のシェアサービスです。
登録・利用は無料。駐車場を貸すオーナーとして登録すれば、使っていない駐車場で毎月収益を得ることができます。
自宅や賃貸マンション、お店などで使っていない駐車場があれば、軒先パーキングに登録すれば有効に利用できます。
軒先パーキングの基本情報
基本情報(2020年9月調べ)
運営会社 | 軒先株式会社 |
---|---|
リリース | 2012年10月 |
ユーザー数 | 32万人(2019年7且時点) |
駐車場の登録数 | 10,000台(2019年7且時点) |
料金設定 | 自由に設定できる |
利用者の支払い | クレジットカード払いのみ |
貸出単位 | 1日単位、月極 |
オーナー都合のキャンセル | 予約確定後は不可(どうしてもの場合は違約金を払えば可能) |
利用者の保険加入 | 必須 |
最低振込額 | 3,000円以上 |
支払い時期 | 月末締め翌月末払い |
システム手数料 | 売上の35% |
対応デバイス | パソコン、スマホ、タブレット |
軒先パーキングの特徴は
軒先パーキングは、2012年に日本で初めて開始された駐車場シェアリングサービスです。
ここでは、駐車場シェアリングの先駆けとなった軒先パーキングの主な特徴について紹介していきます。
軒先パーキングの特徴
- 登録・利用は完全無料
- 1日単位で好きな時間だけ貸せる
- 料金を自由に設定できる
- システム手数料が安い
- 利用者は対物保険加入が必須
特徴については、ほかの競合相手(akippaやタイムズB)と大体似たような感じですが、システム手数料はとても安くなっています。
なお、軒先パーキングは駐車場シェアリングの先駆けたる存在ですが、今では「akippa」や「タイムズB」といった競合相手に多くのシェアを取られています。
登録・利用は完全無料
軒先パーキングは、登録して駐車場を閲覧したり、掲載したりすることは無料で出来ます。
駐車場を予約して実際に利用した場合のみ、借りる側は駐車場の利用料金を、貸す側は売上の35%を軒先パーキングに支払います。
それ以外では一切料金はかかりません。オーナーが支払うシステム手数料も、シェアリングサービスの中では業界最低水準になっています。
システム手数料が安い
軒先パーキングで駐車場を貸した場合にかかるシステム手数料は”売上の35%”です。
シェアトップのakippaだと53.9%、NO.2のタイムズBは40%なので、軒先パーキングの手数料はかなり安くなっています。
利用ユーザーは、上記の2つと比べると全然少ないですが、手数料が安いので、同じ予約なら軒先パーキングから予約されたほうが収益は多くなります。
1日単位で好きな時間に貸せる
駐車場の貸出は、1日単位で何時間でもOKです。1日のうち8時間でも16時間でも好きな時間だけ貸すことができます。
料金も自由に設定できるので、予約の状況を見ながら好きに変更することも可能です。
貸出設定は、日ごとに個別に設定したり、曜日ごとにまとめて設定することもできます。
利用者は対物保険の加入が必須
この手のサービスは、利用者は対物保険の加入が必須になっています。
利用者に駐車場の設備を壊されたりすれば、利用者の保険で損害分を補償してくれます。
何かあった時でも安心して貸し出しできるシステムです。
軒先パーキングのデメリットは
軒先パーキングは、メリットも多いですが、下記のようなデメリットもあります。
軒先パーキングのデメリット
- 前日からキャンセル料がかかる
- 時間貸しができない
- オーナー都合でキャンセルできない
- 利用ユーザーが少ない
ここでは、軒先パーキングのデメリットについて解説していきます。
前日からキャンセル料がかかる
軒先パーキングで駐車場を借りる場合、予約が確定したら予約日の前日から100%のキャンセル料がかかります。
2日前までなら無料でキャンセルできますが、”タイムズB“や”特P“などは前日まで無料でキャンセルできます。
1日だけの違いですが、前日からキャンセル料が100%かかるのは、利用者には大きなデメリットです。
因みに”akippa“も前日までキャンセルが効きますが、akippaはいつキャンセルしても10%のサービス料は返金されません。
前日からキャンセル料がかかるのはデメリットですが、akippaと比べるとまだ使いやすいかもしれません。
時間貸しが出来ない
軒先パーキングの貸し出しは、1日単位に限定されていて、時間貸しはできません。
1日に多くの方が利用するような駐車場は、時間貸しのほうが回転率が高くなるので収益も大きく上がります。
繁華街や駅の近くに駐車場がある方は、時間貸しができないのは大きなデメリットです。
因みに、シェアNO.1の”akippa”は15分から、人気急上昇中の”特P”は最低4時間から貸すことができます。
オーナー都合ではキャンセルできない
オーナー都合のキャンセルは、基本的にどこのサービスでも”不可”になっています。
どうしてもキャンセルする場合は、事務局に連絡した上で違約金を払えば取消できます。
違約金は利用する会社によって異なり、akippaの場合は2,000円になっています。
軒先パーキングでは、利用規約に「利用者に賠償を行い、システム手数料も支払う」と記載されています。
違約金の正確な金額は記載されていませんが、予約確定後のキャンセルは出来るだけやらないほうが良いでしょう。
利用ユーザーが少ない
軒先パーキングの利用ユーザーは、2019年7月時点で約32万人です。駐車場の登録台数は10,000台程度(2019年7月時点)
シェアトップのakippaが同時期にユーザー数150万人を超えているので、規模はakippaの1/5程度になります。
また、業界最大手のタイムズBは、駐車場登録数2万拠点、会員数725万人(タイムズクラブの会員数、タイムズBの利用者数は不明)となっています。
軒先パーキングは、規模からすると3~4番手くらいなので、ユーザー数を考えると”akippa”や”タイムズB”のほうが予約は入りやすいと思われます。
ただ、軒先パーキングは手数料が安いので、利用者の多い地域なら、軒先パーキングのほうが収益が上がりやすいかもしれません。
駐車場を貸し出すまでの流れ
ここでは、オーナー登録して貸し出すまでの大まかな流れについて紹介します。
駐車場公開までの流れ
- 新規会員登録する
- 駐車場を登録する
- 審査の申し込み
- サイトに公開される
- 予約・売上の発生
会員登録する
まずは軒先パーキングの公式サイトにアクセスして「新規会員登録」をクリックします。
登録する内容は、「名前」や「性別」「メールアドレス」「パスワード」など。
必要事項を入力したら、利用規約を読んで「サービス利用規約に同意します」にチェックを入れます。
その下にある「登録する」ボタンをクリックすれば入力作業は終了です。
その後は、登録したメールアドレスに確認メールが届くので、メール内の認証URLをクリックすれば会員登録が完了します。
会員登録が完了すれば、駐車場の利用と貸し出しのどちらもできるようになります。
駐車場を登録する
マイページから「駐車場を貸す」をクリックして、貸し出す駐車場を登録します。
登録する内容は
- 駐車場の基本情報
- 地図(住所)
- 写真や図面
- スケジュール
です。
ここでは、登録する駐車場の基本情報について解説していきます。
駐車場の基本情報
駐車場の住所やタイプ、駐車可能な車種や台数、車高制限などを入力します。
ほかに、駐車時の注意事項や周辺情報などがあれば合わせて記載します。
地図の登録
マイページから『地図』をクリックしてマップの設定をします。
住所を先に登録しておけば、「住所から取得」をクリックするだけで簡単に設定できます。
写真と図面の登録
駐車場の写真と敷地内で駐車場の場所がわかる図面を登録します。写真は基本的に「駐車場の写真」「全体の写真」「周辺の写真」の3つが必要です。
なお、駐車場が2台以上あったり、場所がわかりずらい場合は、写真に線や番号を書いてわかりやすくしておきます。
写真の加工ができない方は、軒先パーキングに連絡すれば代わりに加工してくれます。
敷地内の図面は、利用者が「敷地内のどこに停めるか」がわかるように書いておきます。
図面は手書きでアップすればOKです。軒先パーキングが綺麗に清書してくれます。
スケジュール登録
マイページにある「カレンダー」をクリックして、貸出可能な日時と料金を設定します。
設定は1日ごとでも出来ますし、曜日ごとに設定したり、10日~22日までといったまとめて設定することも可能です。
公開後は、カレンダーを見れば予約状況が一目で確認できます。
審査の申し込み
必要事項を入力したら、「公開審査申し込み」をクリックします。
審査にかかる時間は5~10日程度ですが、2~3日で完了する場合もあります。
審査が完了すれば、登録した駐車場がサイト上に公開されます。
予約・売上発生
公開した駐車場に予約が入れば、メールで連絡が入ります。
当日は接客や駐車場の案内などは必要ありません。やりとりは全て軒先パーキングでやってくれます。
予約した駐車場がキャンセルされずに利用されると、設定した料金が売上に反映されます。
報酬の支払い
報酬の支払いは、毎月月末締め翌月末払いです。
手数料を引いた売上金額が3,000円になれば、翌月末に登録した口座に振り込まれます。
駐車場の売上は、マイページからいつでも確認できます。
軒先パーキングの記事まとめ
軒先パーキングは、日本で最初に開始された駐車場シェアリングサービスです。
運営実績が長く、手数料が安いメリットもありますが、サービスの規模や人気度は3~4番手くらいです。
今は”akippa“や”タイムズ“がシェアの大半を占めていて、最近は”特P“が業界最安の30%という手数料で人気を集めています。
軒先パーキングも会員数は30万人を超えていますが、”akippa”や”タイムズ”と比べると予約は入りにくいと思われます。
それでも、手数料は業界最安水準なので、”akippa”や”タイムズ”で収益が出なければ、軒先パーキングを試してみるのも良いと思います。
軒先パーキングの基本情報
リリース | 登録・利用 | アプリ |
2012年10月 | 完全無料 | 対応 |
料金設定 | システム料 | 最低支払額 |
自由に設定可 | 売上の35% | 3,000円以上 |
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