株式投資TOP株取引における損切りの基本
「損切り」は、自分の予想が間違ったことを認めて損失を最小限に抑えるため損失を確定させることです。特に、デイ・スイングトレードのような短期売買で勝つためには損切りの徹底が欠かせません。

デイ・スイングトレードでは、小さい値幅をコツコツと取っていき、小さい勝ちを積み重ねていくのが基本のため、ちいさなミス・読み違いがあるのは当然です。それを認めて早めに損失を確定させるのが損切りです。

逆に、放っておくと損失が拡大する可能性が高いのに、損切りをしないと1回のミスが他で得た利益を帳消しにしてしまうことになります。たとえ、10勝1敗でも,その1敗の損失が大きければ、他の勝ちがまったく意味の無い物になってしまうのです。

また、中長期トレードでは、「放っておけばじきに上がるだろう」という安易な考えが、再起不能の致命傷となってしまうこともあるのです。

損切をしないとどうなるのか

含み損が発生した場合,トレーダーがとるのは、損切り、塩漬け、ナンピンのうちいずれかです。

①塩漬け
「そのうちいつか上がってくるだろう」と甘く考えて放置してしまうことです。これでは損失が拡大するだけでなく、投資資金がその間使えません。特に短期トレードでは、効率よく資金を回転させる必要があるので絶対にやってはいけません。

②ナンピン
ナンピンとは、株価の下落とともに買い下がることです。つまり、買った後に株価が下がっていくのを見て、さらに買い足し、持ち株の平均価格を下げる行為を言います。ナンピンは中長期でもタイミングの取り方が難しく、塩漬けの量が増えることになりかねないためお勧めできません。

③損切り
損切りでは損失は確定しますが、拡大する危険はありません。また、資金を他の投資にまわせるので、効率よく投資資金を回転させることができます。同じ銘柄でも、ナンピンではなく一度損切りをした上で、下げ止まってから買いなおしたほうがリスクは少なくなります。

このように、損切り以外の選択ではリスクがとても高くなることがわかると思います。

損切のルールを決めよう!

いくら損切りが重要といっても、1円下げたかといって損切りしていてはほとんどの銘柄が損切りの対象になってしまいます。上昇過程で一時的な下げは必ずあります。トレーダーごとに投資資金や投資期間も異なるので、その許容範囲は各自で決めるべきです。

 もし、資金に余裕があるなら余裕がないトレーダーより損切りのルールは柔軟なものでいいと思われます。要はそれそれが自分の資金状況に応じた適正なルールを作り、それを必ず守ることが大切なのです。

■損切のルールを決めるポイント
成功している多くのトレーダーは、「買った価格から何%下げたら売る」といったルールを採用していることが多いようです。何%かはそれぞれの投資状況によって違いますが、大切なのはすぐに実行するということです。他に銘柄によって値動きや勢いが違うので、買った時点で利食いラインと損切りラインを決めるという人もいるようです。
 
事前に価格を決めておいても実行に移せない人は、証券会社にある「逆指値注文」(自動的に設定した価格になったら売りまたは買いを実行する)というシステムを利用することをお勧めします。また、「何日経っても動かないようなら撤退」とか「移動平均線を下回ったら撤退」とかオリジナルのルールを設けている人もいるようです。

逆指値注文

日中、ずっと相場に張り付いていられる人にとっては、逆指値は必要ないものかもしれません。しかし、それほど時間のとれないサラリーマンにとって、逆指値は重宝するはずです。

「このライン以上のリスクは取れない」という設定を事前にしておけば、仕事中であろうとシステムが自動的に売買をしてくれるからです。

また、利益が出ている場合は、もっと余裕のある動きが出来ます。もともと勢いのある方向に合わせていて、読みが間違っていなければ時間が経てばさらに利益が増えていくからです。

上昇が止まったのを確認してからゆっくり利益確定しても何の問題もありません。一番理想なのは、下図のように上昇過程で徐々に損切りラインを上げていくやり方です。そうすれば、株価の急変でも心配することなく十分の利益が取れます。



このように、損切りを設定しながら設定ラインをを上げていくことで、株価の急落にも安心して利益を確保することができるのです。